コラム( 麺学校の校長が麺を語る)

⑬≪製麺機械の進化≫・・・日本最新式製麺機「誕生秘話!」

私が今から50数年前、父親(先代社長)から「このうどん食べてみろ」と一本のうどんを渡され食べてみると「ガシッ」という嫌な音。鉄工所の片隅で試作していた為鉄粉が混ざっていたのです。正直うどんの食感というより鉄粉の思い出しかありませんが、その時の父親の自慢そうな笑顔ははっきり覚えています。香川県より委託され開発した「足踏み代用機」が完成したのです。まさか、その「讃岐うどん製麺機」の誕生がそれからの50数年を経て現在に至る迄、讃岐うどんのみならず日本の麺業界の大発展に貢献する事となるとは誰も想像できませんでした。その製麺機は、足踏みの不衛生さを解消する目的を果たしただけでなく、讃岐うどんの大ブームを支え、全自動量産設備の開発で冷凍讃岐うどんが大ヒットし、さらには「多加水化」という高品質麺の製法に結び付きラーメンや蕎麦等の品質も向上する事となりました。当初、手打ち職人王国であった香川県では足踏みの機械化は猛反対されましたが、香川県が強引に禁止とした結果、讃岐うどんが現在のような大発展につながったのです。


日本の製麺機は明治16年佐賀県で発明された「ピンミキサーやロール麺機」が現在も使用されており殆ど進化していません。しかしさぬき麺機が開発した「日本最新式製麺機」は、ネリ、鍛え、麺生地形成、延し、切り迄“全てが進化”しているのです。その機構により高品質麺で信用を築いた「専門店」、品質の差別化で勝ち抜いた「冷凍麺・茹で麺・コンビニ調理麺」が生まれています。数百年伝承された伝統の手打ち製法は、現在でも“最高品質の象徴”として日本の麺業界をリードしています。その製法を忠実に再現した「さぬきの製麺機」は2018年日本フードセレクションでグランプリを獲得した「冷凍讃岐うどん」、全国に展開する大手コンビニ調理麺で最高品質と評価される「讃岐うどん・ラーメン・蕎麦」、そして本物の美味しさで繁盛する「麺の専門店」などで事業を成功に導いています。要するに現在は多加水麺の時代であり過去の製麺機では絶対に高品質麺は製造できない事を知る必要があるのです。


初期の製麺機

最近の製麺機